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のんびり趣味のナイフメイキング

たまにしかしていないナイフメイキングの備忘録として、 次回製作の参考のために記録していきます。 ※過去の記事内容は随時、追加・訂正等をしますが悪しからず。 また、不精者につき管理が不十分なので、コメントは見落としてしまう場合があります・・・

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ヒルトの罫描き

ヒルトの前面の形状についてですが、
メイキングのビデオなどを見るとフリーで整形されているようです。
私の場合はそこまで器用でないため、ケガキをします。

溝を切ったヒルト前面に青ニスを塗ってからブレードに嵌め込み、
型紙を作り外形をケガキます。

このときの型紙ですが、ファイバースペーサーなどの厚紙を
「L」字型に切り、リカッソとリカッソ下部に当ててヒルトの形を
厚紙に写し取ります。

これで出来たものにヒルト前面のデザインを書き込みます。
L字型なので片面のみです。
デザインを書き込めば、さらに切り出して型紙の完成です。

罫描く際はヒルトをブレードに嵌め込んでセットした状態でケガキます。
押さえにくいので、ずれないように注意して罫描きます。
そして、型紙は片側のみなので反対面はひっくり返して使います。

説明するよりも、画像を見れば一目瞭然ですね・・・
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カイデックスシース

カイデックスシースのデザインですが、
ポーチタイプにする場合はベルトループの先端の
留め方と、ヒルトロックのテンションの関係で
ナイフの入り方のやや浅いものをよく見ます。
 
画像右側がナイフの収まりが浅いタイプ。
一番上のボルトがヒルトの突き当たり位置です。

仮にレザーのポーチシースと同じパターンで作ると、
レザーのような弾力性がないためキリオンが入っていかず
ナイフが出し入れできません。

また、ベルトループの先端は端を止めるボルトと共締めに
しないと(真ん中で留めてしまうと)内部に飛び出るボルトで
ブレードを傷つけます。

画像左が共締めにしてあるタイプ。

そこでブレードにライナーをつける構造にすれば
レザーのポーチシースにより近いイメージに出来ると思い、
作ってみました(茶色いカイデックスのもの)。

 
内部構造です。
オリーブの部分がヒルトからポイントにかけての
ライナーです。


「ナイフ工房やすなが」さんのHPにあるカイデックスのポーチシースは、
レザーのポーチシースそのままといった感じでかなり格好良いです。
構造までは紹介されていないのが残念ですが・・・

ヒルトのピンのカシメ

ヒルトのピンのかしめるタイミングですが、
ロウ付けの場合は先にかしめてからロウ付けし、
接着剤の場合は、接着剤を塗ってブレードに
はめ込んでからすぐにピンを入れてカシメるのが
一般的?!です。

私はカシメに時間がかかりすぎて、カシメたあとに
ハミ出た接着剤を拭き取ったり、拭き取りすぎて
また足したりするときに、接着剤はもう硬化し始めています。
こうなると接着剤はポロポロになり始めているので
作業しづらいどころか、もとの部分に馴染みません。

そこで、カシメる前に接着剤の処理を済ませるようにしてみたら
上手くいきました。
カシメ作業も余裕を持ってできるため丁寧に作業できます。

プロフィール

HN:
HILTS
性別:
男性

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