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のんびり趣味のナイフメイキング

たまにしかしていないナイフメイキングの備忘録として、 次回製作の参考のために記録していきます。 ※過去の記事内容は随時、追加・訂正等をしますが悪しからず。 また、不精者につき管理が不十分なので、コメントは見落としてしまう場合があります・・・

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それぞれのヒルト成形

3本のブレードを熱処理に出している間にヒルトの外形を成形します。

汎用ベルトグラインダーのテーブルに角度をつけてヒルトの側面を
テーパーにします。

いつもはテーパーをキツめにしてヒルト後部を厚くしていましたが、
これではヒルトの形状がハンドル成形のときのガイドにならないので、
今回は、ほぼ仕上がり近くの寸法にしてみました。

ヒルトのキリオンを先に削り出さないのは、
ハンドル接着時の当て幅を大きく取りたいためです。
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熱処理へ

ヒルト仮り組みの傷取りが終わったので、いざ熱処理へ・・・
知人に譲る予定の完成品2本もマーク入れのために同梱。
その2本の完成品の出来はあまり気に入っていないのですが。

結局、ブレードベベルは#800までの研磨にしておきました。

上からドロップ×2、フィールド&ストリーム。それぞれ3.5”。


熱処理から返ってきたらヒルト接着までは3本同時進行の予定です。
そこからは1本ずつ完成させます。

ハンドル材は予算の都合で今回は1本ぶんのみ。
3本ぶんのハンドル材を一気に買うのはキツいので・・・

その1本が終わったら、残りの2本のハンドル材を注文する予定です。

ピン穴明けとヒルトの罫描き

ヒルトのピン穴明けをしました。
いつもは直接ヒルトの側面を当てにしてましたが、
面積が狭いためが少し穴の傾きがでてしまうので、
自作のナイフメーカーズバイスとマイクロジャッキで・・・

これが大敗北、今までで最も傾いたかな・・・

原因は肝心のバイスが手持ちだったため。
かえってバイスなしのそのままで穴を明けるよりも
余計に力が入ってしまい、押さえつける方向とは別に
ボール盤に向かって右方向にも力が掛かってしまったようです。
作業中はマイクロジャッキの傾きか?などと思いつつ、
3本終わってから気づきました。

小径のドリルはかなりしなりやすいので、
バイスも固定しないと逆効果です。
テーブルは滑りやすいですし・・・


まあ、ピンのカシメがしっかり出来れば大丈夫だと
気を取り直します。

そしてヒルトの前面の罫描きをします。

ブレードとヒルトを組んでいる状態で型紙を当てて罫描きます。

今回はリューターでタングに鋼材名とイニシャルを入れました。
(いつもは罫描針でベルト目に垂直に入れていました。)

あとはヒルトを組み込んだ時の傷を取れば熱処理に出せます。

ヒルト製作つづき

ヒルトの溝を仕上げます。
 
精度が出せるのはマトリックス・アイダのスリットゲージのおかげです。

ヒルトの溝に使っているヤスリ
 
平ヤスリの側面の角に尖っているところが有り、ヒルト溝の底面に
筋が入り、角をビシッと仕上げることができません。
角付近の溝幅寸法も出にくいため、甲丸ヤスリでその辺りを仕上げます。
これらのヤスリではファイターなどの前刺しヒルトは到底作れないので、
精密ヤスリが欲しい・・・

何とか良い具合にヒルトの溝が仕上げられました。

ドロップその1


フィールド&ストリーム


ドロップその2

あとはピン穴を明けて面取りをし、ヒルトをはめた時の傷取りのために
リカッソと、ブレードベベルを念の為に#800でもう一度磨きます。
ブレードバックとリカッソ下は#1200か#1500で磨いておきます。

それが済めば、やっと熱処理に出せます。

今月中に何とか熱処理に出せるかも?!

それぞれのヒルト

それぞれのヒルトを作ります。
まずは適切な長さに切って青ニスを塗り罫書き。

今回から罫書きもスリットゲージを使用することにしました。
(なんで今まで使わなかったんだろう・・・)
底面の罫書きはべベルストップガイドで裏表両面を一致させます。

ヒルトの底あたりに2.5mmのキリで穴を明け、
スリットゲージに挟んで切り込みます。
 
上の方が拡がっているのでバイスで挟んで締め、寸法を調整します。
締まり過ぎたらマイナスドライバーなどで拡げます。
※これは溝を仕上げるより先にしておかないと溝を仕上げた後では
どうしても寸法がおかしくなります。

今日はここまで。
ヒルト作りはここからが大変・・・

プロフィール

HN:
HILTS
性別:
男性

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