ちょっとしたバリ取りに便利な工具です。
糸面取りにも重宝します。
切れなくなったヤスリをグラインダーで削って作ったものですが、
通称”ササッパ”とか”キサゲ”とか言ったりします。
普通はダガーナイフの短いような感じのホントに笹の葉のような
形状なのですが、形状がアール状なのでどうしても刃が逃げやすいです。
刃が逃げて滑ってしまうとワークを傷つけたり、
手を切ったりしてしまい危険です。
このササッパは逆アールで滑りにくいように工夫してあります。
鉄鋼所に勤めていた時の同僚の片岡さんという方が考案した形状です。
先端は細かい作業や穴に使えるように細く切出し状になっています。
裏面はホローに両頭グラインダーで漉いてあります。
ナイフ製作ではソングホールの面取りに使っています。
あとは見えないところですがタングの捨て穴のバリ取りとか・・・
焼きの入っていない金属であればだいたい使えます。
ヤスリを削って作ったグラインダー目のままですが、
全体にバフ掛けをしているので10年たってもサビは出ていません。