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のんびり趣味のナイフメイキング

たまにしかしていないナイフメイキングの備忘録として、 次回製作の参考のために記録していきます。 ※過去の記事内容は随時、追加・訂正等をしますが悪しからず。 また、不精者につき管理が不十分なので、コメントは見落としてしまう場合があります・・・

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ヒルトレスナイフの製作工程の構想

ヒルトレスナイフの作り方をイメージしてみました。

〇ブランク作製・外形削り・ボルトとヒモ穴の穴明け

〇エッジラインとタングテーパー罫描き
 テーパーの始まりはベベルストップの端・ショルダーの先から。
 

〇タングテーパー削り

〇ベベルストップ罫描き
 テーパーを削ると消えてしまうのでテーパーを削ったあとに罫描く。

〇ハンドル材接着面調整とファイバースペーサー接着

〇ハンドル材左右外形粗削り
 接着したスペーサーの余分を削り落とし、ハンドル材の左右の形と大きさを揃える。

〇ファスナーボルトとヒモ穴パイプの穴あけ
 ナイフメーカーズバイスでブレードベベル部分を挟みこみ、
 ハンドル材をタングにクランプして穴明け
 ブレードベベルを先に削ってしまうと水平の基準になる面がなくなる。



〇反対側ハンドル材も同様に穴明け

〇ハンドル材外形削り
 タングより一回り大きい程度まで外形を削りこむ。
 

〇ハンドル材前端面合わせ・仕上げ
 ハンドル左右の前端を一致させて面を仕上げておく。

〇ハンドル材厚み形状荒削り
 板厚のままだとボルトが深く入りすぎ、ハンドル成形時にボルト部分を削る際の
 機械使用による過熱でのハンドル材の焦げの恐れがあるので、ファスナーボルトの
 余分をカットできるよう厚み形状を削っておく。
 

〇ファスナーボルト段付き穴ぐり
 段付きドリルで適切な深さにボルト座面を穴ぐり。


〇ハンドル仮組み
 ハンドル材の組み上がりに問題がないことを確認。
 この段階ならハンドルの作り直しができる。


〇ブレードベベル削り

〇熱処理

〇ブレード研磨

〇ハンドル・ボルト・パイプの接着

〇ファスナーボルト・ヒモ穴パイプの余分を切り落とす

〇ハンドル削り

〇ハンドル研磨
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3.5"セミスキナー ハンドル粗成形

製作中の3.5インチ・セミスキナーのハンドルが
ヤスリでの成形までできました。


 
研磨前のハンドル厚み寸法
ヒルト付け根部分:13mm
中央盛り上がり:20mm
後部クビレ:17.5mm
バット:20mm
マイカルタは積層目があるので成形の目安になりますね。

120番のペーパーで各部修正をしながら積層目の感じを合わせて、
240番の研磨が終わったらバットの面取りを入れます。
ここまで来たら無事に完成できそうです。

3” Caper Finn ( Trout & Bird ?)

ラブレスのトラウト&バード。”ケーパー・フィン”のようです。
セミスキナーっぽい少し細身のブレードラインと、
サイドのグルーヴがないインプルーブドハンドル。
 

ナイフマガジン2011年2月号のP.81とP.83の写真を見ながらデザイン。
ブレードをきっちり3インチにしてハンドルは短めにしました。
コンベンショナルハンドルの3インチタイプは3フィンガーにしていましたが、
同じ長さのハンドルにすると前の指掛けがどうにも具合が悪かったので、
人差し指は余裕があって残り3本がピッタリ収まる感じにしてみました。

自分で作るならヒルトレスで作ってみたいです。

φ2.5mmピンはちょっと手強い・・・

ヒルトを削ってみて、跡もなく上手く出来たと思っていたカシメ。
ちょっと爪で押してみたらピンが動いてしまった・・・

削ってしまっているので新しくピンをカシメようかとも思いましたが、
このままピンを元の位置に戻してカシメてみました。

一応この状態で爪で押しても動かなくはなりました。
ヤスリでの整形が終わったらもう一度爪で押して確認してみます。
それでダメだったら焼鈍しのピンを使おう・・・
ピン穴のボンドをきれいに拭き取りすぎたのも原因かな?!

マイカルタの方向

ものずきさんのブログ(コメント欄)(2)で知った事実・・・
キャンバスマイカルタの織り目の向きは、ハンドルの背中と腹に
波模様が出るのがラブレスに多く見られるもののようです。

板材の段階での向きの判断は下図のようになると思います。

織糸が真っ直ぐなのが上下方向で、それに織り重なるのが前後方向。
上図だと赤矢印が前後方向です。

プロフィール

HN:
HILTS
性別:
男性

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