CV134の3.5インチドロップポイントがほぼ完成しました。
(あとはシースと刃付け、紐穴内の磨き)
べベルストップの成形が気に入らず、3mmほど後ろにやり直したり、
焼き入れ後の磨きなおし断行の結果に深い磨き傷ができたりして
何度かめげそうになりましたが、何とかナイフ本体は完成。
磨きなおしの際に余計に目立って増えてしまったピンホールも
ほぼ目立たないまでに回復し、見られるようになりました。
リカッソが広いと重厚な感じになりますが、狭いとスマートに見えますね。
自分以外のカスタムナイフを手に取って見たことがないのですが、
ハンドルの形は自分の中でイメージが固まりつつあります。
ヒルト側を気持ちもう少し細くしたほうが良いかもしれません。
ヒルトから中央の盛り上がりの手前にかけては、わずかに凹アールが付いています
初の試みとして
砥ぎ減りしたときに自然なラインを維持できるように、
エッジラインを1mm大きくしました。
これをする場合は、通常よりもエッジ厚を薄くしたほうが良いと思います。
上の画像をよく見るとわかるのですが、最大の失敗点があります。
それは左側のヒルトとハンドルの間にごく僅かな隙間ができてしまったこと。
原因はヒルトとハンドルを密着させる冶具を締め付ける際に、ハンドルとタングを
挟むCクランプの緩め量が足りなかったこと・・・
まあ自分的に何とか許せるギリギリの隙間で収まったのが不幸中の幸い。
ハンドルが色焼けしたらほとんど目立たなくなりそうです。
ヘアラインも「ものずきな人」のものずきさんにアドバイスをいただき、
「最低限の力でゆっくり入れる」を実行しました。
いままでは「やや力を入れてスーッと引き切る」ように入れていたのですが、
力を入れるとある角度でヘアラインに対して垂直にムラが見えてしまいます。
これは力を入れる際にどうしても均一に力が入らないためだと思います。
ハンドルが付いている状態なので、ヘアライン入れのガイドとブレードの間に
スペーサーになるものを入れて調整します(この場合マジックペン)。
バイスで挟み込んではいますが、グラグラと動くので必然的に最小限の力での
ヘアライン入れになります。
それにしてもCV134は硬いです。1200番以上のヘアラインは自分には無理・・・