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のんびり趣味のナイフメイキング

たまにしかしていないナイフメイキングの備忘録として、 次回製作の参考のために記録していきます。 ※過去の記事内容は随時、追加・訂正等をしますが悪しからず。 また、不精者につき管理が不十分なので、コメントは見落としてしまう場合があります・・・

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ナイフコンテストで奨励賞を受賞

2014年第30回ナイフコンテストで奨励賞を受賞しました!


応募3回目、念願のコンテスト初受賞です。

初応募のときには付かなかったのですが、ここ数年は
審査員の方々による応募作品の寸評がついています。
 

改善点のブレードのヘアラインや仕上げ(傷)は自分でも承知していましたので
これからも改善していかないといけませんね。

ナイフのデザイン的なことに関しては良い・悪い両意見がありますので(好み?)、
このままのスタイルで作っていこうと思います。

シースは作った時はナイフの雰囲気に合わせたデザインにしたつもりでしたが、
コンテストから帰ってきて、あらためて見てみると確かに少し太いです。


審査員の方々にとっては応募者全員にこのようなコメントをするのは
さぞ大変なことだと思います。

JKG、およびナイフコンテスト関係者各位、このたびはありがとうございました。
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フィッシングナイフ

海釣り用のフィッシングナイフをデザインしました。
サイズは海釣りで使える最低限のコンパクトさ。

・・・というか鋼材サイズの都合で、
25mm幅でギリギリ取れる大きさです。

 
海釣り用なので活け締め(刺す用途)をし易いように
鋭いポイントと、転がしやすい短いハンドルが特徴です。
おおまかなデザインはセミスキナーを元にしています。
ブレード形状とハンドルの角度からちょっとペティナイフ的でもあります。

私ではなく、いつか海釣りを再開するらしい父が製作予定です。
私はフィールド&ストリームを・・・


10月22日追記
下の記事のラブレスのニュースキャンディック・プロトタイプと良く似てます!
http://knifekozo.com/2014/06/17/bladeshow_lovelessknife/
上から8枚目の画像

なんだか嬉しい!?

Handscalpel

相田義人さんの傑作のひとつ、ハンドスケルペル。
いつか作ろうと思い、型紙を起こしました。
 
ハンドスケルペルなら1枚の鋼材から2本取れると思います。
または少し長めの鋼材で3インチナイフを取ったお余りからも・・・

オリジナルはナローヒルト、隠しソングホール仕様が多いですが、
私が作るとなったら8mm幅のヒルトで、ごく僅かにキリオンを
着けるかもしれません。

インチ→ミリ換算(小数点第二位切り上げ)

ブレードサイズに良くあるインチ表示.。
その都度計算するのは面倒なので・・・

2in           50.8mm     3in           76.2mm         4in          101.6mm
2・1/8in     54mm   3・1/8in  79.4mm    4・1/8in  104.8mm
2・1/4in  57.2mm   3・1/4in  82.6mm    4・1/4in     108mm
2・1/3in  59.3mm        3・1/3in  84.7mm       4・1/3in  110.1mm
2・3/8in  60.4mm        3・3/8in  85.8mm       4・3/8in  111.2mm
2・1/2in  63.5mm   3・1/2in  88.9mm    4・1/2in  114.3mm

2・5/8in  66.7mm   3・5/8in  92.1mm    4・5/8in  117.5mm
2・2/3in  67.8mm        3・2/3in  93.2mm       4・2/3in  118.6mm
2・3/4in  69.9mm   3・3/4in  95.3mm    4・3/4in  120.7mm

2・7/8in  73.1mm   3・7/8in  98.5mm    4・7/8in  123.9mm

CV134 3.5インチ・ドロップ

CV134の3.5インチドロップポイントがほぼ完成しました。
(あとはシースと刃付け、紐穴内の磨き)

 
べベルストップの成形が気に入らず、3mmほど後ろにやり直したり、
焼き入れ後の磨きなおし断行の結果に深い磨き傷ができたりして
何度かめげそうになりましたが、何とかナイフ本体は完成。
磨きなおしの際に余計に目立って増えてしまったピンホールも
ほぼ目立たないまでに回復し、見られるようになりました。


リカッソが広いと重厚な感じになりますが、狭いとスマートに見えますね。

自分以外のカスタムナイフを手に取って見たことがないのですが、
ハンドルの形は自分の中でイメージが固まりつつあります。

ヒルト側を気持ちもう少し細くしたほうが良いかもしれません。
ヒルトから中央の盛り上がりの手前にかけては、わずかに凹アールが付いています

初の試みとして

砥ぎ減りしたときに自然なラインを維持できるように、
エッジラインを1mm大きくしました。
これをする場合は、通常よりもエッジ厚を薄くしたほうが良いと思います。

上の画像をよく見るとわかるのですが、最大の失敗点があります。
それは左側のヒルトとハンドルの間にごく僅かな隙間ができてしまったこと。
原因はヒルトとハンドルを密着させる冶具を締め付ける際に、ハンドルとタングを
挟むCクランプの緩め量が足りなかったこと・・・
まあ自分的に何とか許せるギリギリの隙間で収まったのが不幸中の幸い。
ハンドルが色焼けしたらほとんど目立たなくなりそうです。



ヘアラインも「ものずきな人」のものずきさんにアドバイスをいただき、
「最低限の力でゆっくり入れる」を実行しました。
いままでは「やや力を入れてスーッと引き切る」ように入れていたのですが、
力を入れるとある角度でヘアラインに対して垂直にムラが見えてしまいます。
これは力を入れる際にどうしても均一に力が入らないためだと思います。


ハンドルが付いている状態なので、ヘアライン入れのガイドとブレードの間に
スペーサーになるものを入れて調整します(この場合マジックペン)。
バイスで挟み込んではいますが、グラグラと動くので必然的に最小限の力での
ヘアライン入れになります。

 それにしてもCV134は硬いです。1200番以上のヘアラインは自分には無理・・・

プロフィール

HN:
HILTS
性別:
男性

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