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のんびり趣味のナイフメイキング

たまにしかしていないナイフメイキングの備忘録として、 次回製作の参考のために記録していきます。 ※過去の記事内容は随時、追加・訂正等をしますが悪しからず。 また、不精者につき管理が不十分なので、コメントは見落としてしまう場合があります・・・

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使用工具(電動工具)

現在の使用工具(道具)は日立の小型ベルトグラインダーBGM50を少し改造して
外形削りとタングのテーパー加工、ブレードベベルの荒削りに使用しています。


BGM50の改造内容は、熱処理した2.5mm厚のATS34板をプラテンとして
皿ネジ止めし、3mm厚のアルミのアングル材で作ったワークレストをつけています。
上記ワークレストをつけるときは角度を変えられるプラテンを立てます(縦型使用)。




タングのテーパーを削る際の中心を凹ませる荒取りをするときは、プラテン部分を
寝かして(横型使用)ホイール部分を使ってホローグラインドします。


BGM50は定格30分なので連続使用するとかなり熱を持ちます。
私のも連続で使いすぎてスイッチが溶けてしまいました。
(現在は有り合わせのトグルスイッチをつけています。)
また、ベルトの周長が短いのでベルトのヘタリが早いです。
硬い鋼材の場合は1本つくるまでに切れなくなるほど早いです。

そして、最も使いづらい点としては、トルクのない高回転型の
機械なので、ベルト速度がかなり早すぎてあっという間に削れてしまうので、
ベベルストップの立ち上がり部分などの繊細な研削には使えません。
(ベルト速度が速いのもへたりの原因かもしれません。)


ベルトグラインダーの他に電動工具はホームセンターブランド?のボール盤と
プロクソンのホビーリューターを使用しています。
ボール盤は外形切り出しの時の穴あけとファスナーボルトなどの穴あけに使用。
リューターはベベルストップの立ち上がり部分の荒削りに使用しています。
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ファスナーボルトの位置

ラブレスナイフのデザインには黄金比というか法則性のようなものが
あるらしいのですが、残念ながら見たこと・聞いたことががありません・・・

あくまで私なりのデザインの仕方ですが、
ボルトとソングホールの位置決めの方法です。

まず前後の位置からですが、ヒルト前端を0としてバット後端を100とすると、
ボルトの位置は25と70、ソングホールは90の位置にします。




次に上下の位置ですが、仮にポイントからバットまでラインを引いてみます。
この線が各ボルトの位置でハンドル幅の上下の中心からやや上であればOKです。
 
または、後ろ側のボルトの上下位置はハンドル幅の中心とこのラインの間で
調整します。
 


ヒモ穴パイプが後ろ側のボルトより上にいることがポイントです。



ハンドルの垂れ角が大きい場合はポイントからバットに引いたラインが
各ボルト位置でハンドル幅中心より下になっていると思います。
 




この場合は前側ボルトの上下位置はハンドル幅よりやや上の位置にします。




そしてこの前側ボルトの中心からバットまでラインを引き、 
先程と同様の手順でボルト・ヒモ穴パイプの上下位置を決めます。



これはラブレスのものはこうなっている、というのではなく、
いろいろなラブレスやプロのナイフの画像を観察して
検討した結果の、自分が思うバランスの良い位置です。


細かいことですが、こういった自分なりの位置決め方法などを考えると
少しでもオリジナリティが出てくるかもしれません。

プロフィール

HN:
HILTS
性別:
男性

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