タングのテーパー加工続き。
中漉きの後の荒加工は、
まずは横向きで加工。
このように削ります。
これでタングの後ろ半分ほどを荒削りしますが、
この向きの加工では罫描き線までは削りません(0.5mmほど残す)。
いよいよ縦向きにしてのテーパー加工に入ります。
※縛っている紐は撮影のための固定用です。
タングがプラテンからはみ出さないように、下にストッパーとして
材木の端材など適当なものを敷きます。
ただし、このストッパーを支点にしてタングのテーパー加工してしまうと
タングの削れ方がおかしくなるので、加工中にこのストッパーに触れたら
ナイフが下がらないように気を付ける程度に考えます。
最終は手仕上げにするので、ヒルト前端ラインの手前でストップ。
反対側も同様に。
全体像。
この日はこれで終了。作業時間40分程度。
日を変えてタングの手仕上げ。
ダイヤ砥石を定盤代わりにし、切った古ベルトを敷いて加工します。
ベルトの面の癖があると思いますので、タングは綾目に当てると良いと思います。
ヒルトの前端が削れるまでに全体の面当たりが出るように削り込みます。
漫然と削るとタングの面が傾くので、ベルトに当てる向きや力の方向には注意して加工します。
この日は最終仕上げ前で終了。作業時間40分程度。
この後は残ったブレード側の黒皮取りを同様の手順で加工しますが、
仕上がりを本来のヒルト後端のラインになるまで削ります。
その際に、タングの面も番手を上げて最終仕上げをします。
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