実は先日ヒルト材を購入した際に、t3のVG10も一緒に頼みました。
2フィンガーのミニナイフで、ドロップとセミスキナーの2本を
同一の鋼材から切り出してセットナイフとして作っていたのですが、
セン掛けまでにエッジを薄くし過ぎて、ダイヤヤスリの研磨の際に
エッジが知らず知らずに曲がってしまってドロップの方がボツになっちゃいました。
自分にしてはかなり良い出来だったんですけどね・・・
エッジの曲がってしまったドロップの方は捨ててしまうのももったいないので、
ブレードを切り出しの形状にして、革裁ち用ナイフにでも作り替えようかと検討中。
いずれにしても両方ともしばらく寝かせておきます・・・
2フィンガーのドロップとセミスキナーの同一鋼材からのセットナイフも、
研磨済みのATS34かSUS440Cで仕切り直すつもりです。
(今年は間に合わないので、来年のコンテスト用に良いかなと)
さて本題。
VG-10の3”ドロップが熱処理から返ってきました。
使用予定のハンドル材&フィッティング類とともに。
クレのラストリムーバーで酸化被膜を落とし、
顆粒のマジックリンをお湯で溶いたものに浸けて中和。
このドロップのエッジ厚は0.1mm!
先日の失敗の後だけに、良く曲がらなかったもんだとゾッとしました。笑
ブレードを#1500まで研磨後、同番手でヘアラインを入れ、
ヒルトを接着。
ハンドル接着の際のヒルト後面へのすわりをよくするために、
キリオン形状は削りだしてません。