シース本体へナカゴの貼り付けをします。
抜き差しのアクションの確認したら、そのままナイフを抜いて
ナカゴの位置をずらさないようにして1つずつクリップを掛け替えて
シース本体を片側ずつめくり、内側へナカゴの位置を書き込みます。
コバ面へもそれぞれの合い印をつけておくと良いようです。
ナカゴの位置を書き込んだら水抜きの穴を明けておきます。
ポンチの切れが悪く、穴が盛り上がってしまいました・・・
※千枚とおしで床面から水抜き穴の位置の中心を通して、
それを目印に銀面からポンチを打てばキレイな穴は開きます。
片面づつ張り付けます。
革用ボンドをそれぞれに塗り乾燥させてから貼り付けます。
反対側も貼りつけたら、ナカゴの型紙を正確に合わせます。
シース本体へ菱キリなどで銀面が軽く凹むくらいにクセつけし、
そのラインから5mmほど外へステッチラインを入れます。
シースコバ面を削って滑らかな外形にしてからデバイダなどで
外側のステッチラインを引き、ルレットなどで縫い目の印を入れます。
ルレットの跡を菱キリでさらに判りやすく印付けをしておきます。
ボール盤に一本菱目をセットして裏まで縫い穴を通します。
毎穴、菱目を蜜蝋に刺して滑りをよくしてないと抜けにくいです。
全体にやや縫い穴が傾きましたが表側のラインの乱れはないようです。
縫い穴同士を繋ぐように角を丸めたマイナスドライバーなどで
ならして縫い糸の沈めクセをつけます。
穴のサイズにあった亜麻糸で縫い込みます。
素手で引き締めたので指の関節あたりの皮が痛いです・・・
裏側
今回はベルトループの形が気に入りました。
そう言えばこの革はラブレスの使用したものと同じ革です。
次はウエットフォームをし、陰干しをして乾燥させ、
革を軟化させない保革油を塗れば完成です。
そのうち”タレ”を作って使ってみる予定ですが・・・
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