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のんびり趣味のナイフメイキング

たまにしかしていないナイフメイキングの備忘録として、 次回製作の参考のために記録していきます。 ※過去の記事内容は随時、追加・訂正等をしますが悪しからず。 また、不精者につき管理が不十分なので、コメントは見落としてしまう場合があります・・・

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3"セミスキナー:ヒルト溝・段取り

ブランクにヒルト溝を削るための段取りをします。

まずべべストップガイドをヒルト後端のラインに合わせてセットします。

次に、ノギスのスケール部の端を画像のようにリカッソの底面に当てて、
ヒルト溝の深さを決めたデプスバーの先に直角の出た定規などを当てます。
べベルストップガイドとデプスバーに当てた定規ががズレないように注意して
ノギスを外し、定規の短辺のラインを罫描きます。
裏面も同様にすれば、ヒルト溝・底面のラインを表裏でそろえられます。


次に、半端なヒルト材を仕上がり寸法よりわずかに小さく磨いたものを
べベルストップガイドに当て、もう一つのべベルストップガイドで挟み込みます。

もう一つのべベルストップガイドをセットしたら、挟み込んだヒルト材を外します。
私は↓画像のように加工の失敗したヒルトを研磨して使っています。

これでヒルト溝の加工ガイドができました。
溝の加工が終わるまではべベルストップガイドは外さないこと。
※特に後ろ側は基準になるので外さないように。
加工の寸法確認は挟み込んだヒルト材でチェックします。

実際に使うヒルト材はそのままではこの方法で仕上げた溝に入りませんが、
研磨してヒルトの方をブランクの溝幅に合わせるようにするとピッタリになります。
ブランクの溝の方が大きくなり過ぎたらやり直しはできませんが、
ヒルトの方だったら作り直せば良いですからね。
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3"セミスキナー:外形削り・穴あけ

ベルトグラインダーで外形を仕上げます。

タングにファスナーボルトの穴×2、紐穴パイプの穴×1、
ネジ穴M6×3を明けます。
紐穴は7mmでもいけるんですが、6mmにしてみました。

いつもと違うのがヒルトすぐ後ろのM6穴。
これは黒皮取りの時に治具をこの位置で使うかもしれないので
明けておきました。
タングのテーパーを取ってから黒皮を削って板厚を決めるか、
べベルまで削り上げてから最後にリカッソに残る黒皮を取るか、
どうしようかな・・・

VG10は焼き曲がりの恐れがあるらしい鋼材なので、
焼鈍しをしてみました。
昼間だったので鋼材の加熱具合がわからず、まあ適当です。笑

テンパーカラーは乾いた青ニスと同じような色になりました。

3"セミスキナー

商品代金を支払ったので製作開始。

まずは鋼材に青ニスを塗って罫描き。

t3のVG-10です。

金鋸で切り出します。

今日はこれで終了。

のんびり行きます。

3”セミスキナー

今年は応募ナイフを送ったら、もうその日から頭が切り替わってしまって
ナイフのこと自体、つい先日まですっかり忘れてしまっていました。笑
そういえば今年は案内が遅いな~と思い出すと、その翌日に案内が届きました。

今年のナイフの出来自体は自分の作った中では悪くなかったけど、
思った通りのものには出来なかったので、結果はまあ想像通りでした。
幸い応募ナイフは今年もすべて展示していただけるようなので、
ものずきさん、あひるさんに見てもらえればと。

今年のナイフ製作は3.5”サイズのを3本同時進行で製作してみましたが、
自分にはやはり1本ずつ作るほうが向いてるかな・・・
以前よりは失敗も少なくなったし。笑


ということで、次の製作予定は・・・

日本のナイフメーカーさん達の定番、3”セミスキナー。

セミスキナー自体、今までに作ったのは3.5”が1本きりだし、
これは何度も作り直して気に入っている型紙なので作ってみたい。

鋼材はt3のV金10号。
ハンドル材はカモフラマイカルタかバーラップマイカルタ。
ファスナーボルトはラブレスもどきニューボルト・真鍮×SUS。
ヒルトはいつも通りNSで、紐穴パイプは真鍮(かNSで迷うところ)。
の仕様で・・・

まあ応募ナイフが返ってくるときに上記の材料の同梱をお願いしているので、
それからですね~

ハンドル用ワックス製作

ものずきさんのブログの過去の記事で、ハンドルにはカルナバロウを
テレピン油で溶いたものを塗っているとのこと。
カルナバロウは身近では売っていないし、タレの材料を通販で買った時も
カルナバ蝋はちょっと高くて買えなかったので諦めてました。

しかし、
以前に革細工のコバ磨き用に「アイン蝋」と言うのを買っていたのですが、
そのままでは硬くて使いにくいので、ほとんど使っていませんでした。
この「アイン蝋」がどうもカルナバ蝋らしい。
このままでは使い道が無いので、これで半練り状?のワックスを作りました。

まず、ハサミでバリバリと細かく切り砕いて小瓶に入れ、
テレピン油をそれが浸るくらいに入れます。
あとは緩く蓋をして湯煎して溶かします。
溶けて固まり始めたのがコレです。

容器はダイソーの130mlのもの。

まだ熱い液状の時にブラックリネンマイカルタのハンドルに塗って
磨いてみましたが、なかなか良い感じです。

アイン蝋がカルナバ蝋じゃなかったとしても、
革に使うものなのでまあ大丈夫でしょう・・・


※追記
一と晩おいて固まると、市販の缶入り固形ワックスとか
KIWIの靴墨と同じような感じになりました。
ハンドルに塗りこんだその時は少しベタつきがありますが、
磨き込めばベタつかなくなるようです。
光り具合もギラつき過ぎず自然な感じです。

プロフィール

HN:
HILTS
性別:
男性

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