カウンター のんびり趣味のナイフメイキング 忍者ブログ

のんびり趣味のナイフメイキング

たまにしかしていないナイフメイキングの備忘録として、 次回製作の参考のために記録していきます。 ※過去の記事内容は随時、追加・訂正等をしますが悪しからず。 また、不精者につき管理が不十分なので、コメントは見落としてしまう場合があります・・・

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

やっと作った・・・

材料手配の問題でいままで作ってませんでしたが、
ナイフメイキングファンに好評の「ものずきのタレ」、
その最低限の成分の簡易版ですがやっと作りました。


もとのレシピは「ものずきな人?・・・」記事より
「蜜蝋50g、カルナバ蝋5g、ラノリン100g、松脂1.5g、ガムテレピン900cc」ですが、
ものずきさんの以前の記事「秘伝のタレ?」では濃い目だったようで、
「蜜蝋100g、カルナバ蝋10g、椿油60g、松脂1.5g、ガムテレピン500g」でした。
私は現行のものからわずかに多くし(単に切り上げただけですが・・・)、
「生蜜蝋30g・ラノリン60g・ガムテレピン500ml」としました。

各材料をコーナンの保存ビン820mlに入れて湯煎しましたが、
蓋はしめたままか、とったほうが良いのかわからなかったので、
間をとって蓋は少し緩めて湯煎しました。
ラノリンと蜜蝋が溶けた状態は思ったよりサラサラしています。

私のシースは瓶の口に入らなかったのでタレをバットにあけましたが、
バットが浅すぎて内部まで浸透させるのに苦労しました。

ボンドは888ですが、エッジコートを塗っているコバ面はたぶん大丈夫でした。
(・・・と思ったら翌日見てみると染み出してました)
コバが無処理のものはボンドが柔らかくなってわずかに染み出してきます。
が、個人的には接着面のボンドが柔らかくなったことで
より馴染んでくれているのではないかと希望的観測。

タレ使用直後の様子

父のを含め大小10本分のシースを処理したら、残りは半分位になりました。
ということは1本につきタレの使用量は30cc弱くらい?!

ラノリンは500gだったのでかなり余りますが、
革製品の手入れに使えるようなので重宝しそうです。

ガムテレピンだけでも近所にないかな~
PR

シース

自分の中でシースデザインのイメージが固まってきました。


各部について・・・

①シースの深さは後ろのファスナーボルトが見えるか見えないくらいと言われますが、
人差し指をナイフの指掛けに絡ませ親指とでバットをしっかりつかめる程度に
出ていれば良いと思います。

②ベルトループ先端の本体に縫い込む部分は、本体の折り曲げ用の溝(青線)を
避けるようにします。ベルトループのベルト幅は内側で55mmにしています。
先端は長くするほど2重になる部分が多くなるので、万一のポイント突き抜けに対する
安全性が上がります。

③ベルトループの形状(エッジ側)は、本体のステッチラインを
避けています(本来は革用ミシンの台との干渉を避けるため?)。
ベルトループを細くしたくないがためにステッチラインとギリギリにすると
ボール盤のプレスを利用して長めの1本菱目を通す際に邪魔になります。
上記でステッチラインを避けた分ベルトループが細くなってしまうので、
反対側(本体背側)を出してベルトループの太さを確保します。

④水抜き穴はポイントの通り道にあるとポイントが引っかかる場合があるため、
このように通り道から下にずらします。
この水抜き穴が二つなのは「紐を通して太腿に縛るため」と言う理由を
何かで見たことがありますが、エッジで紐が切れてしまうと思います・・・

⑤先端はやや斜めに落とすとそれらしさが出てきます。

2fセミスキナー:完成

2フィンガー・セミスキナーですが、シースを作りました。
はじめはベルトシース用の厚い革で作っていたのですが、
形になってくるとゴツ過ぎて雰囲気が合わないのでボツに・・・
(ステッチの穴あけがズレたのがボツの直接の原因ですが・・・orz)

手持ちの顔料処理の2mmの革を本体に、厚いシース用の革をナカゴにし、
ポーチタイプのシースを作成しました。
残念ながら銀面が塗装されているので色的な経年変化はたぶんありませんが、
とりあえず作ってみました。

ナイフ本体と一緒に。

これ以上ナイフが小さいと、ベルトループの寸法的に
ベルトに通すポーチタイプのシースは難しくなりますね。

ナイフ本体の方もピカールで手磨きし、とりあえずワックスがわりに
ローソクを塗りこんで完成(刃付けはいつも使用直前にしています)。

小さいナイフはヒルト・ハンドルの厚さやキリオンの
厚さ・長さで、かなり雰囲気は変わると思います。

各部の加工精度も今回はとくに気を使ったわけではないのですが、
意外と良くできた方です。

ヒルトの嵌め合いもキッチリ出来、ハンドルとタングの隙間もありません。
カシメピンも見えません。
ハンドル材の繊維の向きはラブレスと逆目ですが、背と腹に現れる
直線的な基材の織目?は結構好きです。
いつもこのくらいできれば良いのですが・・・

キリオン根元もタングとの隙間はありません。
ヒルト接着時の組み立てが困難なほどタイトでしたが・・・

小さいナイフも可愛らしくて良いですね~

本格的に暑くなってきたので、
これからは更にスローペースになります・・・

ペーパー研磨終了、シース型紙作成

2フィンガーのセミスキナーもペーパー研磨が終わりました。
 
ハンドルは少し太いかと思っていましたが、こうやってブレードの
養生を剥いで全体を見てみると、却ってデフォルメが効いて良い感じ?!

あとはコンパウンドで磨いてシース作成、刃付けで完成。

磨きの前にシースの型紙を作ってみました。

いつものダブルステッチのポーチタイプの予定。

ミニ・セミスキナー

外形を削って一段落。これでしばらく放置できます。

あとはヒルトの噛み合い溝を削り込み、タングテーパーの目安と
エッジラインの罫描を入れればブランクの完成。

プロフィール

HN:
HILTS
性別:
男性

P R