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のんびり趣味のナイフメイキング

たまにしかしていないナイフメイキングの備忘録として、 次回製作の参考のために記録していきます。 ※過去の記事内容は随時、追加・訂正等をしますが悪しからず。 また、不精者につき管理が不十分なので、コメントは見落としてしまう場合があります・・・

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2"・2fセミスキナー

先日、父の製作中のものを、一気に3本熱処理に出しました。
私も今回は2本同時に熱処理に出すのを目指します。

現在2フィンガーのセミスキナーをジワジワと製作中ですが、
チョットばかり危ういです・・・

現在ブレードとリカッソを#240ペーパーで研磨中

そもそも機械での粗削りで攻めすぎてしまって、
現状240番ペーパー研磨中でエッジ厚が多分0.1mmくらい?


背側のポイント辺りが怖い・・・

罫書線1本ぶんくらいポイントが左寄り・・・
でも修正してこれ以上は細くはしたくないので、このまま進めます。
まあ私は左利きなので、これでも良いか?!

とりあえず800番まで進めてみて、不安だったら0.2mm強くらいに
エッジラインを落とそうと思います。
そうすると、たぶん刃長が1mm~1.5mm短くなりそうです。


これが済んだらもう1本、ブレード粗削りまでの仕掛りのがあります。
熱処理に出せるのはいつになるか・・・
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3.5”ドロップハンター型紙

製作中のセミスキナーも、あとはハンドルの最終磨きと
ブレードのヘアラインの手直し、シースのコバ磨き・仕上げと
タレ製作・タレ漬け、そして刃付けで完成です。
チマチマと進めて今年のコンテストはセミスキナーを出そうと思います。
新作は期日までに作れそうもないし・・・

ドロップハンターも新しく型紙を作りました。

身幅をわずかに広め、ハンドル後部を少し太くして
よりそれっぽい雰囲気?をだしました。

比較

上が今回のですが、ハンドルの垂れ角は3本の中間くらいです。
下のものは汎用重視で、ほとんどハンドルを垂れさせていません。
中のは最も頭でっかちでハンドルも垂れていてクセが強い形状。


ついこの間、Web上のどこかで見たのですが、
「ドロップポイント」「ドロップハンター」と言うのが一般名で、
「ドロップドハンター(Dropped Hunter)」というのが
それらと区別する、ラブレスの自身の呼び方なんだとか・・・

ファスナーボルトの盛り上がり修正

ファスナーボルトにはニューボルトを使用していますが、
ステンレスのボルト(304かな?)と真鍮のナットという構造なので
ボルトのほうが真鍮のナットより硬くて磨耗しにくいために、
仕上がると僅かに盛り上がってしまいます。

中目くらいの半丸のダイヤヤスリでステンボルトの盛り上がりを取り、
耐水ペーパーの400番→800番→1500番で仕上げます。
ダイヤヤスリの後に120番240番のペーパーが入ると
ハンドル材が削れすぎて形状に影響が出てきます。

やろうか迷いましたが、良い感じに修正できました。

ファスナーボルト専用のペーパーの当て板です。
 
4mm厚15mm幅のアルミ板の先のほうを凸アール状に削っています。
磨きやすいサイズの丸棒だとアールが小さすぎて凹みができやすく、
ラップの芯や空き缶なんかだとアールはちょうど良さそうですが
大きすぎてどこを削っているかを目視で確認しづらいのと、
慣れないと余計なところ(削りたくないところ)を削りそうなので、
いつものアルミ板でこんな形状の当て板を作って使用しています。

シース製作3

シース本体へナカゴの貼り付けをします。


抜き差しのアクションの確認したら、そのままナイフを抜いて
ナカゴの位置をずらさないようにして1つずつクリップを掛け替えて
シース本体を片側ずつめくり、内側へナカゴの位置を書き込みます。
コバ面へもそれぞれの合い印をつけておくと良いようです。

ナカゴの位置を書き込んだら水抜きの穴を明けておきます。
ポンチの切れが悪く、穴が盛り上がってしまいました・・・
※千枚とおしで床面から水抜き穴の位置の中心を通して、
それを目印に銀面からポンチを打てばキレイな穴は開きます。

片面づつ張り付けます。

革用ボンドをそれぞれに塗り乾燥させてから貼り付けます。

反対側も貼りつけたら、ナカゴの型紙を正確に合わせます。

シース本体へ菱キリなどで銀面が軽く凹むくらいにクセつけし、
そのラインから5mmほど外へステッチラインを入れます。

シースコバ面を削って滑らかな外形にしてからデバイダなどで

外側のステッチラインを引き、ルレットなどで縫い目の印を入れます。
ルレットの跡を菱キリでさらに判りやすく印付けをしておきます。

ボール盤に一本菱目をセットして裏まで縫い穴を通します。
毎穴、菱目を蜜蝋に刺して滑りをよくしてないと抜けにくいです。

全体にやや縫い穴が傾きましたが表側のラインの乱れはないようです。
縫い穴同士を繋ぐように角を丸めたマイナスドライバーなどで
ならして縫い糸の沈めクセをつけます。

穴のサイズにあった亜麻糸で縫い込みます。

素手で引き締めたので指の関節あたりの皮が痛いです・・・

裏側

今回はベルトループの形が気に入りました。
そう言えばこの革はラブレスの使用したものと同じ革です。

次はウエットフォームをし、陰干しをして乾燥させ、
革を軟化させない保革油を塗れば完成です。

そのうち”タレ”を作って使ってみる予定ですが・・・

シース製作2

ナカゴの製作です。
シースを軽く流水で湿らせて仮のウエットフォームをしてから、
方眼紙とナイフをシースに入れてキリオンの位置をマークして
ナカゴの型紙を作ります。

ナカゴの型紙を使ってベンズ革に罫書き、糸鋸で切り出して
ベルトグラインダー、カッター、ヤスリ、ペーパーなどで整形。
ナカゴの銀面は接着剤の乗りをよくするために削り落としておきます。

型紙から革に罫書く時に、ボールペンのペン先ぶんラインが内側に
入り込んでしまいますので、補正のラインを書き込んでおくと
後の工程で助かります。

ナイフを合わせてエッジなどのクリアランスを確認します。

このときに型紙から写したラインのままだと綺麗にナイフが納まらず、
ナカゴの調整が大変になります。


シース本体にナカゴをセットし、ナイフを差し込んでアクションを確認。

抜き差しがキツければキリオンの通るところを削って調整します。
一度に削りすぎずに少しずつ削ってはアクションの確認を繰り返し、
最終的にはナカゴのコバを磨き込んだ状態の時にちょっとキツいくらいの
アクションにできれば上出来なのですが。
それと、ナイフが納まっている時もガタつきが無いように調整します。
 

ナカゴのコバはエッジコートを塗ろうかどうしようか思案中。

 キリオンの通るところは擦れてビニール質のエッジコートは
剥がれて汚くなりそうなので、ヒルト前面からエッジ側だけに
エッジコートを塗ろうと思います。


テンションなどを調整して型紙から少し形の変わったであろう
ナカゴを型どりしておきます。
後の工程で、それを使ってシースにナカゴの位置をマークして
ダブルステッチの内側のステッチの目安にします。

プロフィール

HN:
HILTS
性別:
男性

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