ブランクの加工が外形削りまで終わり、次に不安だったハンドル材とバットキャップの
穴明けをすることにしました。
ハンドル材は穴明けのために上下の面をベルトで削り、面を直角・平行にしました。
外形デザイン時に、タング形状をハンドル材の中心を通るようにしました。
そのため穴明けもセンターにできるので、少しでも作りやすいかもしれません。
ハンドル材は積層目が見やすいリネンマイカルタが理想でしたが、いつも購入している
お店にはナロータング用が販売していないので、キャンバスマイカルタを使用しました。
(ナロータング用キャンバスマイカルタは価格も安かったので)
バットキャップのジュラ材は、φ95mmの丸棒を25mm厚に切り出した材料を
カットして使用しました。今回製作のサイズなら4本ぶん取れそうです。
ベルトでだいたい5面を削り、ハンドル接合面のみきれいな平面を削りました。
ウチのボール盤はテーブルの平面度が悪く、垂直も出にくいので、まっすぐな穴が
明くか不安でした。
垂直の出たブロックにCクランプでハンドル材を挟み、
両面から穴を明け、なんとか成功しました。
この穴をタングが入るようにヤスリで拡げていきます。
ヤスリは平の150mmを両頭グラインダで、明けたドリル穴に入るように削りました。
ヤスリの強度を落とさないように、ドリル穴に対してギリギリの幅に削ったので、
横の単目で削るようになりました(タング厚よりはヤスリの削った幅が大きいため)。
板厚側では良い感じにキツイ部分も残るように削れましたが、縦方向は少しガタができ、
隙間に.5mmのファイバースペーサーを入れてちょうど良い具合でした。
しかし、タングの厚みを削るのを忘れていたため、タングの厚みを削ったあとに
厚み方向にも少しだけガタができてしまいました。
これもタングとセンターのドリル穴との隙間を利用してスペーサーを入れました。
まあ、組み立て・接着にはエポキシを使うので何とかなると思います。
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