※ハンドルの穴あけの前にブランクのネジを立てていました。
そういえばタップはよく使いますが、ダイスはあまり使ったことがありません。
ブランクのエンド部分に、M4のネジを立てます。
4mm厚で4mm幅(高さ)の断面が正方形のタング部分の角を落とし、
8角形を削り出し、さらにその角を落として16角形にします。
この時にちゃんと削るラインを罫書いておくと、思うように削れます。
あとは細目のヤスリで丸くして行き、最後はペーパーで丸めます。
ペーパーは短冊状に切ったものを靴磨きのように使います。
面白いのが、靴磨きのように削っても、頂点はあまり削れずに
角方向からよく削れて行きます。
ノギス読みでキッチリ4mmの円柱形状に仕上がりました。
しかし、ホームセンターで買ったダイスが開きの調整ができないタイプで、
そのままネジを立てていくと結構むしれてしまいました。
立てたネジ山の先端が脆そうで不安だったので、ペーパーで山の先端を落としました。
4mmジャストではなく、はじめから少し細めの方が良かったかもしれません。
ハンドタップ同様に全くむしれないことはありませんが・・・
※タングの穴は熱処理時の吊るし用です。
長めにしておいたネジ部の先端は、緩やかなテーパーをとっておくと
ダイスが食いついてくれやすくなります。
バットキャップの方も同様にネジを立てます(画像はありません・・・)。
穴が深いので、両頭グラインダでタップの胴を削って深穴用のものを作っておきます。
(※まずは普通のタップで立てて行き、長さが届かなくなってから使います)
穴径はM4並目(ピッチ0.7)なので下穴径は3.3mmです。
ネジを立てるときは出来るだけ切削油を使用しましょう。
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