のんびり趣味のナイフメイキング

デザインより１ｍｍ大きくしたエッジラインの延長にある
リカッソ下を削ってチョイル化。

ストレート部分とアール部分のつながりが難しい・・・
なだらかにアールをつけられれば良いのですが、
リカッソ下は研ぎ減った時に違和感が無いように
できるだけ自然にエッジまでをストレートにしたいし、
エッジ長も稼ぎたいのであまり緩いアールにはできません。

ペーパー４００番で研磨中。エッジ厚0.2ｍｍあるかないか・・・
 
研ぎ減り対策でチョイル仕様にしようと思い、
型紙のエッジラインより１ｍｍ大きくしているので、
型紙に合わせてエッジを落とすと0.3ｍｍ位にはなります。

※リカッソ下はまだ削り出していません。

直ぐに作るわけではありませんが、次に製作したいものの型紙を作りました。

型紙は１ｍｍ厚のファイバースペーサーを使用しています。
（これ以上厚いのはハサミで切れそうにないので・・・）
 
ドロップの３．５インチとミニのドロップとセミスキナー。

パターンを印刷したコピー用紙をファイバースペーサーに
薄い両面テープで貼ります。
このとき糊で貼り付けると、含まれる水分？で１ｍｍ～２ｍｍくらい
コピー用紙が伸びてしまい、寸法が大きくなってしまいます。

そしてハサミで外形から１ｍｍ弱ほど大きめに切り出します。
それをベルトグラインダーで削りますが、ハサミでの切り出しが
大きすぎるとファイバースペーサーの返り（バリ）が大きくなって
それが引っかかり、ベルトグラインダーでの整形がしづらくなります。

ヒルト溝は切ろうかこのままにしようか思案中です。

いつもナイフメイキング材料の通販や熱処理でお世話になっている
マトリックス・アイダから、マークのエッチングを依頼していたナイフが
返ってきました。

画像は「ナイフ小僧」さんのご厚意によって撮影していただいたものです。
写真が上手だと拙いナイフが何倍も綺麗に見えてしまいます。

エッチングの深さはよくあるファクトリーナイフのものに比べると
かなり浅めですが、たぶん汚れがたまりにくくするための配慮だと思います。
（たしか、お願いすれば深めにも出来たかと思います。）
シルクスクリーンでプリントしてあるかのような上品な感じです。

※追記
刻印のように深くエッチングするとステンシルの痛みが早いのと、
ステンシルのキワのモヤモヤ（曇り）が多く出るからとのこと。

費用は、デザインデータ有りで版下とステンシル作成が税込５，４００円、
そのステンシルを使ったエッチングが１本（１箇所）税込５００円です。
私の場合デザインデータといってもWORDの図形描画で作ったものなので、
チョット時間さえかければ誰でも作れるレベルのもの。
※デザインについての相談や、手書きのものからでも作ってもらえるようです。

私のように遠方の場合は、熱処理をお願いする製作中のナイフを送るときに
マークを入れるナイフを一緒に送れば、送料も無駄になりません。

※追記
深く入れることもできるようなので、次のナイフからは
熱処理とセットでお願いしようかな・・・

マトリックス・アイダさんにアドバイスを受けてマークを
改良しました。

実サイズは１５ｍｍ程度なので、そのサイズだと交差部分が
肉眼では見えないだろうとのこと。
たしかに小さくしてゆくと普通の一筆書きにしか見えませんでした。
 
そこで、小さくても見えるように交差部分の隙間を大きく、
さらに線を太くしました。
  

イラストだと判りづらいですが、実サイズで印刷してみると良い感じ。
サイズ的にも２～４インチに合う良いサイズのようです。
（高さはギリギリかなとは思いますが・・・）

エッチング料金自体は安いので、３本気に入っているナイフを送りました。