画像はありませんが、ヒルトの接着をまず行います。
ピンを入れてカシメます。
ヒルトの外形を仕上がり近くにしているため、ヒルトピンのカシメ作業は
ピンに当て棒をしてハンマーが外れてもヒルトに被害が無いようにしました。
ただし、ハンマーで直接ピンを叩くよりもカシメは弱いです。
いよいよハンドルの接着です。
マトリックスアイダの強力エポキシボンド、MX-91を使用します。
タング内に充填するために少し多め?の4g弱を使用しましたが、
ギリギリの量でした(本剤と硬化剤を合わせての4g)。
ボンドの量は安物のデジタル秤があるので重量で合わせています。
聞いた話によると、エポキシ系は硬化剤が多過ぎると固まりきらず、
主剤と全く同量か、ほんの少し、ごくわずかだけ硬化剤を少なめにすると
よく固まるようです。
隙間ができませんように・・・
熱処理前の仮組みの時にはバットキャップとハンドルの後端の接触面は
真っ直ぐでしたが、熱処理後は左右方向にやや傾いていました。
しかし、やや曲がっていてもバットキャップをねじ込めば矯正されました。
面白いのが、熱処理前に合わせているネジ込み具合が熱処理後に
同じ力加減で仮組みしてみると、バットキャップが半回転手前で
止まってしまいました。
これは熱処理でナイフ自体が縮んだということなのでしょうか?!
タング部で0.35mm(ピッチ0.7mmの半分)縮んだことになります。
調整のためにバットキャップやハンドルの接合面を削るのは怖かったので、
1mm厚のスペーサー各2枚の厚みを削り、締め込み具合を調整しました。