カウンター 番外編(ナイフ)|のんびり趣味のナイフメイキング 忍者ブログ

のんびり趣味のナイフメイキング

たまにしかしていないナイフメイキングの備忘録として、 次回製作の参考のために記録していきます。 ※過去の記事内容は随時、追加・訂正等をしますが悪しからず。 また、不精者につき管理が不十分なので、コメントは見落としてしまう場合があります・・・

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ジム・メリットさん逝去

R.W.ラブレスのパートナーで、ラブレスナイフの後継者であるジム・メリットさんが、昨年末ごろにお亡くなりになってたんですね…

It is with heavy hearts and great sadness that we inform all of our friends and fans of the passing of Jim Merritt. Jim passed away early this morning due to a brain tumor and the complications from it.

Jim was one of the true legends of the knife world and was a renowned knife maker in his own right before he became Bob’s partner in Loveless Knives in 1982. From that point on Jim was the driving force behind the success of Loveless Knives. Bob often referred to Jim as the best
knife maker that he knew and the true heart and soul of Loveless Knives.

Jim was an incredibly humble man and enjoyed making knives more than anything else he did in life. He was a mentor and true inspiration to many people and especially to those in the knife making community. He will be dearly missed by all of his friends and family.

We will post information about his arrangements once they have been made. Thank you to all our fans and friends for your condolences and kind words on this incredibly difficult day.
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ハンドル用ワックス製作

ものずきさんのブログの過去の記事で、ハンドルにはカルナバロウを
テレピン油で溶いたものを塗っているとのこと。
カルナバロウは身近では売っていないし、タレの材料を通販で買った時も
カルナバ蝋はちょっと高くて買えなかったので諦めてました。

しかし、
以前に革細工のコバ磨き用に「アイン蝋」と言うのを買っていたのですが、
そのままでは硬くて使いにくいので、ほとんど使っていませんでした。
この「アイン蝋」がどうもカルナバ蝋らしい。
このままでは使い道が無いので、これで半練り状?のワックスを作りました。

まず、ハサミでバリバリと細かく切り砕いて小瓶に入れ、
テレピン油をそれが浸るくらいに入れます。
あとは緩く蓋をして湯煎して溶かします。
溶けて固まり始めたのがコレです。

容器はダイソーの130mlのもの。

まだ熱い液状の時にブラックリネンマイカルタのハンドルに塗って
磨いてみましたが、なかなか良い感じです。

アイン蝋がカルナバ蝋じゃなかったとしても、
革に使うものなのでまあ大丈夫でしょう・・・


※追記
一と晩おいて固まると、市販の缶入り固形ワックスとか
KIWIの靴墨と同じような感じになりました。
ハンドルに塗りこんだその時は少しベタつきがありますが、
磨き込めばベタつかなくなるようです。
光り具合もギラつき過ぎず自然な感じです。

ナイフコンテストで奨励賞を受賞

2014年第30回ナイフコンテストで奨励賞を受賞しました!


応募3回目、念願のコンテスト初受賞です。

初応募のときには付かなかったのですが、ここ数年は
審査員の方々による応募作品の寸評がついています。
 

改善点のブレードのヘアラインや仕上げ(傷)は自分でも承知していましたので
これからも改善していかないといけませんね。

ナイフのデザイン的なことに関しては良い・悪い両意見がありますので(好み?)、
このままのスタイルで作っていこうと思います。

シースは作った時はナイフの雰囲気に合わせたデザインにしたつもりでしたが、
コンテストから帰ってきて、あらためて見てみると確かに少し太いです。


審査員の方々にとっては応募者全員にこのようなコメントをするのは
さぞ大変なことだと思います。

JKG、およびナイフコンテスト関係者各位、このたびはありがとうございました。

開高健のナイフ

開高健さんのビデオ「河は眠らない」の未公開写真を含む
フォトエッセイ本より開高氏のナイフ・・・
青柳陽一さんのデザインされたもののようです。


下の短めのは、私好みにブレードとフィッティングをアレンジしたもの。

父の作ったナイフ


これまでに父が作ったナイフです。
フルタングとテーパータングが半々、ブレードはドロップとユーティリティ。
ハンドル材はすべてマイカルタです(ウッドマイカルタ含む)。

ナイフメイキングを始めたのは私のほうが先なのですが、
それを見ていた父も私に影響を受けて始めました。
私の倍以上の本数を作っていますが、パターンは私のものを使っています。
この中には私が気乗りしなくなってボツにしたナイフも2~3本仕上げています。

老眼のため仕上がりはそれなりなので製作時間は私より短いもよう。
ヒルトとタングの付け根にハンドル接着のボンドが残ったまま仕上げていたり、
ブレードやハンドルに番手の粗いペーパー目が残っていたりしていますので、
自分のだったら手を入れたくなってきます。

※私の場合は、例えば細かい傷を取るために、結果形状が変わってしまったと
言うような、変に細かいことに拘るのが悪い点ですが・・・

父も私もラブレスナイフの実物を直にみた事がないので、本家のハンドルシェイプは
ネット画像で判断するしかないのですが、父のハンドル整形は頂点がバット寄りなのと
ミクロ的なシンメトリーを除けばボリューム感・雰囲気は良い感じです。
私の作っていたハンドルはかなり薄めだったのですが、父の作るものを見て
よりラブレスのイメージが膨らみ、ここ2~3本のハンドルはかなり良い感じに
仕上がりました。

プロフィール

HN:
HILTS
性別:
男性

P R