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のんびり趣味のナイフメイキング

たまにしかしていないナイフメイキングの備忘録として、 次回製作の参考のために記録していきます。 ※過去の記事内容は随時、追加・訂正等をしますが悪しからず。 また、不精者につき管理が不十分なので、コメントは見落としてしまう場合があります・・・

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バリ取り

ちょっとしたバリ取りに便利な工具です。
糸面取りにも重宝します。
 
切れなくなったヤスリをグラインダーで削って作ったものですが、
通称”ササッパ”とか”キサゲ”とか言ったりします。


普通はダガーナイフの短いような感じのホントに笹の葉のような
形状なのですが、形状がアール状なのでどうしても刃が逃げやすいです。
 
刃が逃げて滑ってしまうとワークを傷つけたり、
手を切ったりしてしまい危険です。


このササッパは逆アールで滑りにくいように工夫してあります。
鉄鋼所に勤めていた時の同僚の片岡さんという方が考案した形状です。

先端は細かい作業や穴に使えるように細く切出し状になっています。

裏面はホローに両頭グラインダーで漉いてあります。

ナイフ製作ではソングホールの面取りに使っています。
あとは見えないところですがタングの捨て穴のバリ取りとか・・・
焼きの入っていない金属であればだいたい使えます。

ヤスリを削って作ったグラインダー目のままですが、
全体にバフ掛けをしているので10年たってもサビは出ていません。
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エッジライン罫描き用

エッジラインの罫書き用の工具を作りました。
材料は失敗したヒルト材と罫書き針とボルト、と、あり合わせのもののみ。

罫書き針を通す穴を斜めにしてあるので、罫書き針を突き出す量で
罫書ける高さを微調整できます。
高さが決まれば横からボルトでロックします。


今までは高さ固定のものを使用してました。

これも見たとおりの、有り合わせのもので作りました。
高さの調整は、この冶具の底面に養生テープを貼ったり、
ブランクのほうに厚紙を敷いたりして調整していました。


 
エッジラインを引く時は板厚センター+0.1mm~0.2mmにセットしますが、
タングのテーパーのラインを罫書くときなど、板厚に合わせることも有ります。

そのため、板厚用とエッジライン用に高さを変えて両側に穴開けをして作っています。
よく使う3mm~5mmの板厚のものに対応できそうです。

定盤も欲しいのですが、とりあえずガラス板を使用しています。

テーパータングの冶具

新しく作ったテーパードタングの冶具です。
 
と言っても25mm角のアルミ材に穴をあけただけですが・・・

 
蝶ナットを着けたM6ボルトをブランクの任意の深さまでボルトを
ねじ込んでから蝶ナットで締めつけます。


ヒルトのラインを冶具に対して直角にしてブランクを取りつけますが、
こうしてみるとけっこうハンドルに角度がつくことがわかります。

今まで使っていた、ヤスリの柄にM6ボルト&蝶ナットを着けてタングエンドの
M6穴に取り付けるタイプの冶具だと、この角度で保持していても削っているうちに
角度が変わりやすく、ヒルトのラインとずれてしまいやすいです。

この新しい冶具だと、冶具自体をベルトに対して平行に保持すればよいので
角度維持が今までよりは楽になりそうです。

しかし、使っている汎用ベルトグラインダーの精度がそれほど良くないので、
(ベルトのばたつきがあるので端がダレ易い)最終調整は手作業になりそうです。

万力

万力を新調しました。
ホームセンターで売っている、ごく普通のものです。
大型のが欲しいですが、作業環境の事情によりクランプ型です。
(まあ、ナイフなんて作っている場合じゃない位のリアル貧乏なので
大きいのは買えません・・・)

見本品は台形ネジでしたがこれは角ネジ・・・(台形ネジのほうが強い)
しかし見本品のよりはスライド部のアリミゾの精度が良いのかガタが
少なく、また、仕上げも良い(気がする)のでまあ良し!です。
角度も360度回せて、カムレバーでクイックに固定できるので便利です。

ちなみに今まで使っていたのは・・・

高校生のときに文化祭のバザーで買った、実習で作ったであろうモノ。
新調したものと比べると口幅も大きく、一見強そうなのですが、
締め付けを比べてみたら全然違います。とても弱いです。
ネジも普通の三角ネジで、しかも微妙に斜めにズレているため、
しっかりワークを保持できません。

よくこんなバイスで20年近くも作業してきたなと笑えてきます。
道具は重要ですね・・・

使用工具(電動工具)

現在の使用工具(道具)は日立の小型ベルトグラインダーBGM50を少し改造して
外形削りとタングのテーパー加工、ブレードベベルの荒削りに使用しています。


BGM50の改造内容は、熱処理した2.5mm厚のATS34板をプラテンとして
皿ネジ止めし、3mm厚のアルミのアングル材で作ったワークレストをつけています。
上記ワークレストをつけるときは角度を変えられるプラテンを立てます(縦型使用)。




タングのテーパーを削る際の中心を凹ませる荒取りをするときは、プラテン部分を
寝かして(横型使用)ホイール部分を使ってホローグラインドします。


BGM50は定格30分なので連続使用するとかなり熱を持ちます。
私のも連続で使いすぎてスイッチが溶けてしまいました。
(現在は有り合わせのトグルスイッチをつけています。)
また、ベルトの周長が短いのでベルトのヘタリが早いです。
硬い鋼材の場合は1本つくるまでに切れなくなるほど早いです。

そして、最も使いづらい点としては、トルクのない高回転型の
機械なので、ベルト速度がかなり早すぎてあっという間に削れてしまうので、
ベベルストップの立ち上がり部分などの繊細な研削には使えません。
(ベルト速度が速いのもへたりの原因かもしれません。)


ベルトグラインダーの他に電動工具はホームセンターブランド?のボール盤と
プロクソンのホビーリューターを使用しています。
ボール盤は外形切り出しの時の穴あけとファスナーボルトなどの穴あけに使用。
リューターはベベルストップの立ち上がり部分の荒削りに使用しています。

プロフィール

HN:
HILTS
性別:
男性

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