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のんびり趣味のナイフメイキング

たまにしかしていないナイフメイキングの備忘録として、 次回製作の参考のために記録していきます。 ※過去の記事内容は随時、追加・訂正等をしますが悪しからず。 また、不精者につき管理が不十分なので、コメントは見落としてしまう場合があります・・・

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ナイフコンテスト奨励賞受賞!

第34回JKGナイフコンテストにおいて、奨励賞を受賞しました!
製作したのは「3”セミ・スキナー」。
3インチ・セミスキナーと言えば相田義人さんの代表的モデルで超有名ですが、あえて型紙は自分で起こしています。

これで受賞は2度目ですが、ここ数年はコンテストに応募される方の作品レベルがかなり高くなってきているので、また受賞できるとは思っていませんでした。

僕はスタンダードなナイフしか作りませんが、こういった何の変哲もないナイフで受賞できると余計にうれしいです。


以下4枚の画像はマトリックス・アイダの”ナイフ小僧”こと相田東紀さんによる写真です。
(※そのままではなくリサイズやレタッチなどしています)

ハンドル材はバーラップ・マイカルタと呼ばれるその名の通り麻袋(バーラップ)を積層したと思われるもの。
定番商品ではなくスポット商品でした。

この素材は積層目がわかりづらいので、ハンドル左右の対称性を取りにくかったです。

ブレードはV金10号(VG-10)で、鋼材の特性も好みです。

ナイフ小僧さん、いつも綺麗な写真をありがとうございます!

審査員の方がたによる寸評。

「修正点、改善提案」の、刃付けの甘さは思い当たります。
と言うのもシャプトンの中砥で仕上げたのみなので、コピー用紙をスーッと切ったときに切断面が毛羽立ちますから…
そろそろ仕上げ用の砥石、刃の黒幕のエンジあたりでも買おうかな(笑)

シースについても、たしかにあと5mmくらいは幅を狭められそうですし、先端あたりの形状は自分でもあまり気に入っていません。

「よい点、感想」は、一つ一つがたいへん励みになります!

審査員の方がたにおきましては、このようにコメントをするのはとても大変なことと思います。
審査員及びナイフコンテスト関係者の皆様、ありがとうございました。
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療養中~

昨年12月下旬に事故で骨折してしまい、先日まで入院していました。
幸い車とはギリギリで接触しなかったので単独事故(物件事故)で済みました。

右足甲の第1指リスフラン関節脱臼骨折で、術後4か月で抜釘。
退院はちょうど事故から30日後。
入院中は思いのほかやることが多くて(自主的にやれることも)、退屈しませんでした。

そして、入院中に友人が持ってきて貸してくれたDVDのなかに
「MASH」(TVシリーズでない1970年の映画)が有ったのですが、
かなり久しぶりに観たせいか?!とても面白くて何度も観ていました。
その映画の影響か、退院するときは何とも言えず寂しかったです。笑

4"ドロップ・ハンター:べベルストップの罫描き

べベルストップの罫描きをします。

このように型紙を作っておくと便利。

左右の対称も取りやすいです。

フラットに削る目安も罫描いておきます。

機械で削る際には直ぐに消えてしまう線ではありますが・・・

これで、ブレードべベルを削る直前まで来ました。

上手く削れますように。。。

4"ドロップ・ハンター:黒皮取り&タング面仕上げ

ブレード側の黒皮取りをしました。
#40・#60・#120の切った古ベルトを使用。

タングのテーパー面も120番のベルトで最終仕上げ。

本日の作業はここまで。

手作業なので、けっこう時間がかかりました(たぶん2時間以上)。

画像では判りづらいですが、タングのテーパーの始まりのラインは、
リカッソの研磨を考慮してヒルト後端より1mm強ほど内側にしてあります。

板厚は現状3.8mm(黒皮時4.0mm)になりました。

4"ドロップ・ハンター:タングのテーパー取り

タングのテーパー加工続き。

中漉きの後の荒加工は、

まずは横向きで加工。

このように削ります。

これでタングの後ろ半分ほどを荒削りしますが、
この向きの加工では罫描き線までは削りません(0.5mmほど残す)。

いよいよ縦向きにしてのテーパー加工に入ります。
※縛っている紐は撮影のための固定用です。

タングがプラテンからはみ出さないように、下にストッパーとして
材木の端材など適当なものを敷きます。
ただし、このストッパーを支点にしてタングのテーパー加工してしまうと
タングの削れ方がおかしくなるので、加工中にこのストッパーに触れたら
ナイフが下がらないように気を付ける程度に考えます。

最終は手仕上げにするので、ヒルト前端ラインの手前でストップ。

反対側も同様に。

全体像。

この日はこれで終了。作業時間40分程度。

日を変えてタングの手仕上げ。

ダイヤ砥石を定盤代わりにし、切った古ベルトを敷いて加工します。
ベルトの面の癖があると思いますので、タングは綾目に当てると良いと思います。

ヒルトの前端が削れるまでに全体の面当たりが出るように削り込みます。

漫然と削るとタングの面が傾くので、ベルトに当てる向きや力の方向には注意して加工します。

この日は最終仕上げ前で終了。作業時間40分程度。

この後は残ったブレード側の黒皮取りを同様の手順で加工しますが、
仕上がりを本来のヒルト後端のラインになるまで削ります。
その際に、タングの面も番手を上げて最終仕上げをします。

プロフィール

HN:
HILTS
性別:
男性

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