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のんびり趣味のナイフメイキング

たまにしかしていないナイフメイキングの備忘録として、 次回製作の参考のために記録していきます。 ※過去の記事内容は随時、追加・訂正等をしますが悪しからず。 また、不精者につき管理が不十分なので、コメントは見落としてしまう場合があります・・・

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恥ずかしながら知りませんでした・・・

先日、職場に置いてあった新聞を何気なく見てみたら、
6月6日に地元では珍しい?鍛冶職人である白鷹幸伯さんの訃報の記事が。

歴史的建造物の修復などに使われる、和釘鍛冶の第一人者。
恥ずかしながら、こういったことには疎いので存じ上げなかったんですが、
お住まいが家から5kmほどのところの方だったので記事に見入ってしまいました。

しかし、それだけでなく何か引っかかるものがあったので、家に帰ってから
手元に1冊だけあるナイフマガジン(2011年2月ラブレス追悼特集号)
を見てみると・・・

この写真の右から2番目の方でした。
もしかしたら知らない間にお見掛けしていたかもしれませんね。
お悔やみ申し上げます。
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3"ドロップ:(ほぼ)完成

3”ドロップVG-10、本体は刃付け以外はほぼできました。

ハンドル材のカモフラマイカルタは、なかなか面白い色合いです。

積層模様の左右での対称性もかなり良い具合に出来ました。

着けてみるまではカモフラマイカルタにはちょっと合わないかなと
思っていた赤いスペーサーも意外と良い感じ。

マイカルタ基布の目は、ハンドル上下にウネウネが来ているので
ラブレスのハンドルと同じ材料取りの方向ですね。

バットはマイカルタの積層の感じがよくわかります。

このナイフ用のシースの材料が買えるまでは寝かしておいて、
シースを作る段階になって気になるところがあれば修正します。

それまでに、研磨で少し薄くなってしまったマークの入れ増しは
マトリックスさんにお願いするかもしれません。

3"ドロップ:ハンドル削り(汎用機)

小型汎用ベルトグラインダーでハンドル厚みの基準を削ります。

カモフラマイカルタの模様が何んとなく見えてきました。

これも基準となるバット面の削り出し。

マスキングテープで型を作って貼り付けます。

さらに全体の角をザッと落としておきます。

慣れないうちはやり過ぎないことがコツ。

フィッティング類の接着。

これで機械を使う作業は終わりました。
あとは鉄工ヤスリでのハンドル成形、そしてダイヤヤスリとサンドペーパーでの研磨です。

3”ドロップ:ハンドル接着

ハンドル材の、ヒルトに接する面を調整してから
いよいよハンドル接着。

ボンドが硬化したらファスナーボルトの穴とヒモ穴パイプの穴を明け、

外形を削りだしてから反対側も同様に・・・

指掛けのRがキツいところやキリオンも鉄工ヤスリで削りだしておき、

汎用機(卓上ベルトグラインダー)で削り目を周りとそろえておきます。

3”ドロップ:ヒルト取り付け

実は先日ヒルト材を購入した際に、t3のVG10も一緒に頼みました。
2フィンガーのミニナイフで、ドロップとセミスキナーの2本を
同一の鋼材から切り出してセットナイフとして作っていたのですが、
セン掛けまでにエッジを薄くし過ぎて、ダイヤヤスリの研磨の際に
エッジが知らず知らずに曲がってしまってドロップの方がボツになっちゃいました。
自分にしてはかなり良い出来だったんですけどね・・・

エッジの曲がってしまったドロップの方は捨ててしまうのももったいないので、
ブレードを切り出しの形状にして、革裁ち用ナイフにでも作り替えようかと検討中。
いずれにしても両方ともしばらく寝かせておきます・・・

2フィンガーのドロップとセミスキナーの同一鋼材からのセットナイフも、
研磨済みのATS34かSUS440Cで仕切り直すつもりです。
(今年は間に合わないので、来年のコンテスト用に良いかなと)


さて本題。
VG-10の3”ドロップが熱処理から返ってきました。

使用予定のハンドル材&フィッティング類とともに。

クレのラストリムーバーで酸化被膜を落とし、

顆粒のマジックリンをお湯で溶いたものに浸けて中和。

このドロップのエッジ厚は0.1mm!

先日の失敗の後だけに、良く曲がらなかったもんだとゾッとしました。笑

ブレードを#1500まで研磨後、同番手でヘアラインを入れ、
ヒルトを接着。

ハンドル接着の際のヒルト後面へのすわりをよくするために、
キリオン形状は削りだしてません。

プロフィール

HN:
HILTS
性別:
男性

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