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のんびり趣味のナイフメイキング

たまにしかしていないナイフメイキングの備忘録として、 次回製作の参考のために記録していきます。 ※過去の記事内容は随時、追加・訂正等をしますが悪しからず。 また、不精者につき管理が不十分なので、コメントは見落としてしまう場合があります・・・

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3"セミスキナー:ハンドル成形

今年のお正月、とくに予定もなかったので寝正月でしたが、
お昼過ぎくらいからボチボチとハンドル成形をしました。

先に削っておいた基準の厚さはもっと厚かったのですが、
握った感触が心地よく感じるまで薄く削り込みました。

ペーパー研磨前の現状寸法は、
ヒルト後ろ11mm ハンドル中ほど17.2mm
くびれ部14.5mm バット18.2mm

ボルトの模様からすると、さらには削り込めません。

積層目がほとんど判らないので、左右の対称性は雰囲気で・・・

ヒモ穴パイプは6mm径のニッケルシルバーにしました。

バットの底面も丸みをつけると雰囲気が良いですね。

↑ちょっと斜めから写ったので歪んで見える?!

ブランクの時には狭く見えていたヒモ穴とタング上部との間隔は・・・

カタチになると、そう狭くは見えなくなるのが面白いですね。
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3"セミスキナー:フィッティング取り付け・接着

ニューボルトを加工してラブレスボルトもどきにします。

適当な平面の出た板に4mmの穴を明けたものと、M4ボルト&ナット。

こんな感じにセットします(ボルトの深さに注意)。

これをボール盤のテーブルの逃がし穴に落とし込めば加工できます。

4mmのキリで必要な深さを通し穴にしておきます。

この後ニューボルト(のナット)の底面を削り落として寸法を決めます。
寸法を決めたものをもとに座刳りの深さを割り出し、ハンドルに座刳りを入れます。

皿ネジの擦り割りのバリ取りを忘れずにしておかないと隙間ができるので注意。
せっかくなので皿ネジの長さも先にカットしてきます。

加工の終わったフィッティングを接着。
↓擦り割りの向きも考慮しないといけませんね。

座刳りの径に合わせてニューボルトをペーパーで磨いたら
径が少しやせすぎてしまって緩くなってしまいました・・・

ネジを締めても供回りするのでチョットポンチを打ってみましたが
あまり効果はなかったような・・・

ソングホールパイプは相変わらずキツいので(穴が曲がっている)、
次からはタングに明ける穴を0.1mmほど大きくしてみます。
ソングホールパイプは端面に大きく面取りをつけているので
ハンドル材が毟れたり割れたりすることはありませんでしたが、
それが心配なほどキツいです(バイスで挟み込んでパイプを入れました)。

何んとか年内に全てのパーツを組み合わせることができました。

3"セミスキナー:ハンドル荒成形1

ハンドル材の接着が済み、アウトラインを削りだしました。

タングにごく軽くベルトが当たるまで削り込みます。

キリオンの根元や指掛けは過熱しやすく焦げやすいので
機械ではしつこく攻めません。

マスキングテープでハンドルシェイプの目安を決めます。

それをもとに削りだしてから、角を丸めてゆきます。
キリオンの根元と指掛けの削り残しも甲丸・丸ヤスリなどで削っておきます。

ファスナーボルトを埋め込む周辺は、ラブレス風ボルトを使うために
ほぼ仕上がり寸法の厚みにしておきます。

この後はニューボルトを加工してラブレス風ニューボルトを作り、
段付きドリルでハンドルにザグリを入れてボルトとヒモ穴パイプを
接着します。

とりあえずここまで削っていれば落ち着けます。
この段階ではハンドル材の模様がどんなになるか、なかなか想像できませんね。


出先で見かけたロータスヨーロッパとデトミニ。

3"セミスキナー:ハンドル接着・反対側

接着剤が硬化したので、ファスナーボルトとヒモ穴パイプの穴を明け、
ハンドル材の余分を削り落とします。

今回はギリギリながらもタングにベルトが当たらない程度まで削りました。
今日は手がかじかむほど寒かったので外での作業はツラい。

バーラップマイカルタ、どんな模様になるかな・・・

ハンドル材をヒルトに押し付ける力の位置はこんなイメージで(赤線)。

ヒルトの真ん中からバットに向かって垂線を伸ばした感じ。

反対側も接着。

今日も寒いのでファンヒーターの前で硬化させます。
※火災に注意!
ボンドの余分をふき取ったウエスやティッシュなどはすぐに捨てること。

3"セミスキナー:ヒルト接着~ハンドル接着

ブレード研磨が終わり#1200でヘアラインを入れたのでヒルトを接着。

ピンのカシメもヒルトの前面は叩かずに済みました。笑

以前はロウ付け風にヒルト接着用のボンドを少し盛っていましたが、
楊枝などで突つくと意外に簡単にペリペリと剥がれてしまうので
余分をきれいに拭き取るようにしました。

ヒルトに当たるコバ面の加工。

ベルトグラインダーのワークレストに角度をつけて削り、
定盤がわりのガラス板にペーパーを置いて平面調整の研磨。
やり過ぎると端がダレてくるので注意。

パーツクリーナーなどで良く脱脂してからハンドルを接着します。

火災に十分注意し、ファンヒーターから適切な距離を置いて
程よく熱を掛けながら硬化させます。
熱し過ぎると人工素材のマイカルタとは言え収縮して
タングとの間に隙間ができてしまいます。

プロフィール

HN:
HILTS
性別:
男性

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